”レーザー方式”とは、感光ドラムにレーザーで図柄を描き、トナーを熱や圧力で用紙に定着させる方式のこと。最近ではレーザー光線の他に”LED(発光ダイオード)”を利用したものも。複合機(コピー機)には一般的な方式です。

そんなレーザー方式の複合機(コピー機)でも、特に人気なのが”A3対応”のもの。A4対応までの複合機(コピー機)より割高ですが、その分だけ使い勝手がいいです。オフィスに1台はA3対応の複合機(コピー機)を導入したいところ。

そこで、今回はレーザー方式のA3複合機(コピー機)が人気な理由と、おすすめ機種3選をご紹介しましょう。

1.レーザー方式のA3複合機(コピー機)が人気な理由

複合機(コピー機)で”レーザー方式”というのは一般的です。そのレーザー方式でも、A4ではなく”A3複合機(コピー機)”の人気がなぜ高いのでしょうか?では、レーザー方式のA3複合機(コピー機)の特徴をご説明しましょう。

A3用紙はビジネスに必須

ビジネスに必要な資料の大半はA4やB5サイズのもの。正直、「複合機(コピー機)はA4で十分でしょ」という方が大半かと思います。確かに、普段のちょっとした印刷程度であれば、A4サイズもあれば十分に対応できるはずです。

しかし、ビジネスでは何かしらで”A3サイズ”を利用する機会があります。デザインや建築、工場や製造などの業種では特にそうです。そんなA3サイズが必要になったとき、その都度コンビニや外部発注していたのでは非効率なのです。

ランニングコストが安い

レーザー方式の複合機(コピー機)にA3サイズを求める理由には、”ランニングコストの安さ”もあります。レーザー方式の複合機(コピー機)は大量印刷を想定して設計されているので、1枚あたりの印刷コストがグッと抑えられるのです。

一般的な機種ならトナー1本で5,000枚から20,000枚ほど。コンパクト設計の機種でも500枚から1,000枚ほどは印刷できます。複合機は毎日、何年にも渡って利用するだけに、ちょっとした差でも将来的には大きな差につながります。

立ち上がりが速い

”立ち上がりが速い”のも、レーザー方式の複合機(コピー機)ならではの魅力です。基本的に複合機はつねに起動、待機状態にしておく必要が。待機状態から1枚目を印刷するまで、およそ20秒から30秒と使いたいときに使えます。

家庭用のインクジェットプリンターを使ったことがあるなら誰しも経験しますが、起動してから待機状態になるまでに2,3分、さらに1枚目を印刷するまでに1分以上はかかります。使いたいときにすぐ使える、ちょっとしたことですがとても重要です。

印刷速度が速い

レーザー方式の複合機(コピー機)はとにかく”印刷速度が速い”です。一般的な機種でもカラー20枚/分、高速機種だとカラー40枚/分というのも。最高クラスになるとカラー70枚/分と、ちょっとした印刷会社並みの性能を発揮します。

オフィスでは1回の印刷で100,200枚というのも珍しくありません。大規模な会議によっては1,000枚以上印刷することも。A3サイズで1,000枚以上も印刷するというのは稀なことですが、100,200枚という状況は十分にありえます。

印刷品質が高い

インクジェット方式と比較して、レーザー方式は印刷品質が低いと言われ続けてきました。事実、インクジェット方式とレーザー方式とで印刷したものを並べると、写真やイラストなどではどうしてもインクジェット方式が綺麗に主力されます。

しかし、各メーカーが長年研究を続けてきたことで、最近ではレーザー方式の印刷品質も高いレベルに。特に、”キヤノン”や”富士ゼロックス”などのレーザー方式はインクジェット方式並みにまで。十分に”印刷品質が高い”と言えます。

※インクジェット方式とは、用紙にインクを直接噴霧することで色彩豊かな表現のできる方式のこと。

2.レーザー方式のA3複合機(コピー機)のおすすめ機種

A3サイズは頻繁に使うことはなくても、ビジネスではどこかで必要になるものです。その都度、コンビニや外部発注していたら時間も、コストもかかります。では、レーザー方式のA3複合機(コピー機)のおすすめ機種3選をご紹介しましょう。

キヤノン LBP841C

国内シェア1位のキャノンが提供する”LBP841C”。

A3サイズにまで対応した”コンパクト機種”です。卓上に設置できるほどコンパクトながらも、カラー・モノクロ共に26枚/分と十分な印刷速度に。”給紙トレイ(オプション)”を追加することで、最大2,000枚まで給紙できる本格派です。

  • メーカー希望小売価格:オープン価格

キヤノン LBP841C

富士ゼロックス DocuPrint C3450 d

キヤノンと同様に、国内トップを争う富士ゼロックスの”DocuPrint C3450 d”。

A3だけでなく”薄紙”や”厚紙”、定形外サイズに至るまで幅広い用紙に対応した機種です。また、カラー・モノクロ共に32枚/分と高速印刷に、さらにおよそ90万枚まで印刷できる”高耐久性”で、オフィス内でのハードな使い方ができます。

  • メーカー希望小売価格:178,000円~

富士ゼロックス DocuPrint C3450 d

OKI C811dn

ユーザ目線の設計で人気のOKIからは”OKI C811dn”。

幅44.9cm×奥行き55.2cm×高さ36.0cmと、サイズ感は”世界最小クラス”のA3対応複合機(コピー機)です。にも関わらず、カラー約11.7円/枚の低ランニングコストに。5年間のメーカー保証(メンテナンス保証)もついてきます。

  • メーカー希望小売価格:138,000円〜

OKI OKI C811dn

3.まとめ

今回は、レーザー方式のA3複合機(コピー機)が選ばれる理由と、おすすめ機種3選をまとめてみました。

レーザー方式のA3複合機(コピー機)が選ばれる理由は以下の5つ。

  • A3用紙はビジネスに必須
  • ランニングコストが安い
  • 立ち上がりが速い
  • 印刷速度が速い
  • 印刷品質が高い

基本的にはA4サイズもあれば十分ですが、ビジネスではちょっとした機会にA3が必要なことはよくあります。その都度、コンビニや外部発注していたのでは時間も、コストも増えることに。少なくとも1台はA3対応の機種を導入するべきです。

ぜひ、紹介した内容を参考に、レーザー方式のA3複合機(コピー機)を導入するか検討してみてください。