複合機(コピー機)には、大きく分けて”カラーレーザー”と”モノクロレーザー”の2種類があります。カラーレーザーとはその名の通り、様々な色彩を表現できるもの。モノクロレーザーとは白と黒の2色のみ、”モノクロ”で表現する方式です。
大抵の方はなんとなくでカラーレーザー複合機(コピー機)を選びます。しかし、文章資料を印刷するのに、あえてカラーレーザー複合機(コピー機)を使う必要はありません。”モノクロレーザー複合機(コピー機)”が合っていることも。
そこで、今回は”モノクロレーザー複合機(コピー機)”の利用シーンと、おすすめ機種3選をご紹介しましょう。
冒頭で紹介した通り、大抵の方は”カラーレーザー”を選びます。しかし、利用シーンによっては”モノクロレーザー”が合っていることも。では、どんな利用シーンにおいて、モノクロレーザー複合機(コピー機)が選ばれているのか見ていきましょう。
モノクロレーザー複合機(コピー機)のメリット・デメリットとしては、以下のものが挙げられます。
モノクロレーザー複合機(コピー機)の1番の魅力は”コストが安い”ということ。機能を制限したことで本体価格が、黒一色しか利用しないのでトナー代が、カウンター保守のような保守料金がモノクロレーザーだとグッと抑えられるのです。
※カウンター保守とは「何円/枚」のように、印刷枚数に応じて料金の加算される保守契約のこと。
モノクロレーザー複合機(コピー機)の利用シーンとしては、以下のようなものが考えられます。
ビジネスで使用される文書の7,8割はモノクロ印刷で問題ありません。また、建築関係の図面、公務関係の文書、医療関係の伝達書類なども。よく思い返してみると、仕事中にあえてカラー印刷する必要のある書類はとても少ない訳です。
モノクロレーザー複合機(コピー機)を選ぶときのポイントとしては、以下の3つがあります。
まず、カラー印刷が本当に必要ないのかを検討しましょう。
いくらモノクロ印刷が中心だったとしても、ビジネスではカラー印刷する機会は必ずあります。そんな時、オフィスにモノクロレーザー複合機(コピー機)だけしか導入していないと、カラー印刷のたびにコンビニや外部発注を利用する必要が。
もし、複数台を導入予定であれば、そのうちの1台をカラー対応の機種にすることも。1台のみの導入予定ならモノクロレーザー複合機(コピー機)に、サブでカラー対応のコンパクト複合機(コピー機)を組み合わせるなど検討します。
次に、ネットワーク接続での利用をするのか考えてみます。
複合機(コピー機)によってはLANケーブルで直接接続するタイプと、Wi-FiやBluetoothなどでネットワーク接続するタイプが。ネットワーク接続するタイプであれば、パソコン以外にもスマホやタブレットなど携帯端末でも利用できます。
最近、スマホやタブレットなどでちょこっと撮影したり、文章作成する機会が増えてきました。スマホで撮影した画像をそのまま複合機(コピー機)で出力するなど。ネットワーク接続を利用するのなら、対応する機種を選ぶ必要があります。
最後に、印刷速度はどこまでのものを求めるのかも重要です。
モノクロレーザー複合機(コピー機)の印刷速度は20枚/分ほどから、速いものだと50枚/分ほどのものまで。最高クラスになると100枚/分以上の超高速の機種もあります。印刷速度が速くなるほど、本体価格は高くなる傾向です。
正直、必要もないのに超高速機種を選ぶのはもったいないです。20枚/分から30枚/分を基準に、1カ月に500枚以上印刷するなら50枚/分辺りまで検討するように。100枚/分辺りは、専門業者レベルなのでまず必要ありません。
複合機はビジネス文書から設計図(仕様書)と、オフィスで印刷する7,8割はモノクロで十分です。ただ、できれば1台はカラー対応も用意したいところ。では、モノクロレーザー複合機(コピー機)のおすすめ機種3選をご紹介しましょう。
キヤノンは国内シェア1,2位をつねに争っている人気メーカーです。そんなキヤノンのおすすめ機種が”imageRUNNER ADVANCE 4545”。モノクロながらも滑らかな階調表現ができる”モノクロ高画質”に対応した機種になります。
リーズナブルさで人気のメーカーなのが”シャープ”。そんなシャープから提供されているのが”MX-M565FN”。”低温軟化素材”をトナーに使用し、ウォームアップ時間の短縮、トナー消費量の削減などを実現した環境性能の高い機種です。
”高品質”かつ”高価格”なことで知られる”富士ゼロックス”。そんな富士ゼロックスの中でも、最高クラスとされるのが”B9110 Light Publisher”です。モノクロ110枚/分と、もはや専門の印刷業者並みの印刷速度を誇ります。
今回は”モノクロレーザー複合機(コピー機)”の利用シーンと、おすすめ機種3選をまとめてみました。オフィスで印刷する7,8割がモノクロとされる中、すべての複合機(コピー機)をあえてカラー対応にしておく必要性はまずありません。
もちろん、ビジネスではちょっとしたときにカラー印刷することが。もし、オフィス内のすべての複合機(コピー機)がモノクロ対応だと、カラー印刷のたびにコンビニや外部発注する必要が。少なくとも1台はカラー対応を導入しておくべきです。
ぜひ、紹介した内容を参考にし、モノクロ対応とカラー対応、どの比率で導入するのか検討してみてください。